こんなお話しです
・普段なら絶対会えない超イケメンDJは、遊んでるかなと思いきや・・
・出会ってからそのままずっと一緒に居たら、お付き合いすることに
・でも、DJがお客さんと付き合うというタブーに触れてしまって・・
プロフィール
ご本人 | 女性 | 20代前半 | さやさん ・独身 大学生 パンセクシュアル ・小さい頃から海外で途上国支援、人道支援などに触れ、社会課題への興味が高い ・大学では海外文学 x ジェンダー・フェミニズムを研究中 ・ダンスも大会に出るレベルで取り組んでいて、アートへの感度も高い。 ・色々ストイックなタイプ | |
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お相手 | 男性 | 20代後半 | ・独身 DJ ・元々美容師だったが、精神的に続けられなくなったらしくDJに転向 ・東京を中心にDJバーやクラブで駆け出し中 ・顔がキラキラ見えるくらい、とにかくかっこいい。役者の血筋らしい。 ・自分の見せ方もわかっていて、いつもオシャレで、ダサい瞬間が無い。 | |
期間 | 1ヶ月〜現在もお付き合い中 |
超絶イケメンDJと会ったその日からお付き合い(えっち無しで) – 彼の苦悩とPhenomenal Woman:さやさん(女性・20代前半)
出会い: 出会ってそのまま2日間つるんでお付き合いすることに
私は元々推しのDJがいるんですが、ある時、その人に誘われて友達とDJバーにいきました。そこに、彼がいました。彼もDJだったんですが、まず第一印象、「かっこいい!!」でした。思わず友達とも、「やばくない?」って言い合っちゃうレベルで。それから、彼の選曲がすごい好きでした。その日はDJが好きな曲を自由に流しているような雰囲気の現場だったんですが、彼は私がその人の人生や思想も含めて大好きなアーティストの曲を流していて、DJがその曲を掛けるのも初めて聞いたのもあって、衝撃でした。
友達の都合でそこは早めに出なくちゃいけなかったんですが、彼がめちゃくちゃ気になったので、出る直前に思い切って声をかけて彼と連絡先を交換しました。友達を見送ったあと、私は別のクラブに顔を出してました。そしたら、推しのDJがさっきと別の現場で回してるよ〜って連絡くれたので、またそっちに移動したら彼もいて、再会しました。彼には、私が大好きなアーティストの曲掛けててビックリしたことを伝えたりしましたね。
そこからなんですが、1日半くらいみんなで行動を共にしました。彼と、彼の先輩DJと、私の3人で。移動先でも2人が乱入してDJしてわーっと盛り上げたりして、そこでお客さん2人も合流して、みんなで朝ごはんを食べました。その時にたまたま彼が隣りに座って、私はバチッとフィーリングが来た感じがしました。この人は付き合っても良いんじゃないか?みたいな。普通は朝ごはん食べたら帰るものだと思いますが、私は理由もなく彼と一緒に居たくなっていました。
そのあと先輩DJの彼女が学園祭でダンスをするというので、みんなで見に行って、そのまま彼の勤めてるお店の近くまで移動して、お店があくまでずっとフラフラしていました。一睡もしてないので、すっごい眠い。。はずなんですが、一周回って目が冷めてきて(笑) 元々は彼と一緒に居たくて着いてきましたが、そのうち先輩DJとも仲良くなりました。先輩DJは背も高くて自信家っぽい雰囲気でちょっと怖かったんですが、DJとして人望も厚くて周りに応援してくれる人も多くて、彼もとても尊敬しているようだったので、私も好感が持てました。
そのまま夜になって、彼の仕事場であるDJバーに行って、そのまま朝の5時くらいまで居ました。そこはDJのたまり場だったり、近くのクラブから人が流れてくるようなところで、色んな人が遊びに来てました。普通に生活してたら会わないような人たちも多くて、、AV嬢、キャバ嬢、ヤクザさんとか・・(笑)
お店の営業が終わって、先輩DJはそこに来てたお客さんとご飯に行くことになったそうで、別れました。やっと、二人きりになりました!(笑) そこで彼と朝ごはんを食べに行こうとしたんですが、入ろうとしたお店の前に繁華街の朝特有の変な人がいて、なんかお店の前で悪絡みされたので食べる気が失せてしまって、その隣りにあったカラオケに入ることになりました。
そこでは彼が尾崎豊を歌って、彼は尾崎豊とブルーハーツで育ったって話してくれました。私も何か歌おうとしたんですが、もう声がかすれすぎてカスカスになってて、歌えませんでした(笑) じゃあ歌うのやめようかってなって、彼がスマホで音楽を流しながら、一緒に行動してからあったことを話したり、好きな音楽の話をしたりしました。
でも、さすがに二人とも眠さが限界突破してて、ああもうこのまま寝ようってなったときに、突然彼からキスされたんです。その瞬間、私は「あれ、これはなんなんだ?」って一瞬考えました。彼は人から「かっこいい」って言われるのが「おはよう」って言われるのと同じくらい当たり前な人生を歩んできて、女の子の扱いもとっても上手です。普通だったら恥ずかしいようなことも、相手の目を見て言えちゃうタイプだし。だから、キスされた瞬間、遊ばれてるのかなって思ったんだけど・・彼の方からはそれ以上、一線を越えてこないので、「まぁ良いのかな?」と思ったんです。
それで、私はその場で、「今ここで私と付き合うかどうか決めて」って言いました。直感で、ここで引き伸ばしてうやむやにしたら、一生この人と付き合うとはないなと思ったんです。彼と私は住んでる世界も違うし、こんな人は他のどこに行っても居ないだろうから、付き合っちゃったほうが良いと思ったので、言いました。
彼はめっちゃ真剣に考えて、うまくいくかなとか、DJと恋愛を両立できるかな、と考えてから答えを出してくれて、、出会って2日で付き合うことになりました。それでお昼くらいまで一緒にいて、彼は仕事、私は部活があるのでバイバイしました。
楽しかった思い出: 彼の生活リズムにあわせてデートに
付き合ってからは、次の週くらいにDJ現場に誘われて見に行ったり、新宿のバーに飲みに行ったり、あと普通にデートしたりしました。デートでは結構遠くに行く予定も立てたりしたんですが、彼が(予定通り(笑))寝坊して、予定を変更して吉祥寺に行きました。彼が丸一日休みとかは無くて、いつもDJかバイトをしてるので、基本めっちゃ疲れてるんですよね。そんな状況なので、私もわざわざ日を作ってデートするより、ゆっくり寝てて欲しいくらいで・・。デートらしいデートをしたのはその吉祥寺の日くらいです。
彼がDJで真剣に向き合ってる音楽を表現している瞬間を見ているのはすごく楽しいです。私の好きな音楽もわかってくれているので、それを流してくれた時も嬉しいですね。あとは、ダンサーとDJの共通点を深く話し合ったりするのも、色んな発見があって楽しい。ダンサーもDJも、焦ってる瞬間を見せちゃいけないんです。私も大会では、審査員に360°全ての方向から見られている中で、ちょっとステップがうまく行かなかった時とかに、焦っている表情を見せると「ミスした」と悟られてしまうので、それをうまくカバーしたり、フロアにたった瞬間は自分が世界一ダンスがうまいと思いこむ必要があるんです。DJも一緒で、つなぎをミスった時に顔に出たらお客さんからダサいと思われちゃいますし、常に見られているし。そういうのを話して彼と話が噛み合って、すごく楽しかったです。
彼の急激な変化: 先輩DJたちに何か言われたらしい
でも、月を跨いでから、彼からの返信がめっちゃ遅くなって、付き合ってちょうど1ヶ月の記念日にも返事が来なかったりしてて、、そのくせインスタとかはめっちゃ更新してるし、だんだん心配になってきて、何?って思って。それでたまに返信ある時は「心配させてごめん」って返ってくるんだけど、理由は言わないし。。私は、なんかあったんだなと思って、私もそのタイミングは勉強と向き合ってたので、彼も色々ストレスとかあるのかなと思うようにしたんです。
それで久しぶりに朝の新宿で会えた時に、「どうしたの?」って聞きました。その時に会った彼はすっかり病んでしまっていて、二言目にいきなり別れを切り出されました。「とにかくうまく行ってない。俺らはタブーに触れちゃったんだよ」と言ってきたんですね。それだけ言われても、ちょっと意味がわからないじゃないですか。私はなにそれ??ってなって。
それでよくよく聞いてみたら、私が推しのDJに、彼と付き合うことになったことを言ってたんですが、それが回り回って先輩DJとか、その周辺にも知れ渡っていたようなんです。それで、DJとお客さんが付き合うのってタブーだよ、別れなよ、的なことを、彼が尊敬してる先輩DJはじめ色んな人に言われたらしいんですね。彼は駆け出しDJだから、仕事に本気になってる姿を周りにみせないと行けないし、先輩DJにも遊んでるって思われたくないし、お客さんに手を出すDJだとも思われてはいけないし。だから、彼は「俺達には早すぎたと思う」といって、また遠回しに別れたいと。
私からしたら、彼にとって早すぎたのはそうだったのかもしれないけど、あそこで付き合ってなかったら私達は絶対に付き合ってなかったと思うよと伝えました。彼もまぁそうだねっていう返事で。だから今を解決するために別れるっていうのは、最終手段だと思うし、一回時間を置いてみようと提案したんですね。いまそれだけ病んでる状態での判断は最善じゃないかもしれないから、まず落ち着いて、一人の時間を増やしたほうが良いと思うと言いました。
彼からは、「いや、時間を置いてもうまく行った試しが無い」と言われたんですが、それは過去と今では相手も状況も全然違うわけで、それはナンセンスだよと伝えて、一旦納得してもらいました。彼は本当に落ち込んでて、何か助言をしても「わかってるけど・・」となんでも否定から入る感じで、私が落ち込んでる時を見てるみたいでした。私を傷つけるようなことも言って、私も「ええ?」って反応して一瞬席を外して戻ってきたら、「さっきはごめん、言い過ぎた」って。普段なら彼はそういう風にはならないし、私に良い助言を与えてくれるような人だから。。だからこそ、LINEの返信ができなくなってた時も、言葉を選んでて慎重になってたのかなと思いました。やっぱり好きだし、彼を怒れないなと。
印象に残ってるえっち: 実はまだしてない
彼とセックスは一度もしてないです。一度ホテル行こうって誘われたんですけど、ちょうど生理のタイミングだったり、しそうになったけど場所的に無理でできないよね、みたいな感じで。。もちろん避けてるわけじゃないし、しようと思えばできるんですけど、今は別にしてないです。付き合う前には、彼がこれだけかっこいいから、色んな女の子と遊んでるんじゃないかなっていう偏見はありましたね。でも、彼に遊んでるでしょ?って聞いたら、「そういうのしないよ」ってあっさり言ってて。多分、過去に遊んだ経験から、彼にとってそういうのがプラスにならないというか、めんどくさい関係性を作りたくないって感じなんだと思います。しっかりしてるな〜と思いました。
それから、恐らく彼は本当に好きな人との最初のセックスって大事なものだってわかっていて、今はそのタイミングじゃないし、私が今日はできないよって言ったらそれ以上してこないので、分別がありますね。
私も、彼としたいとはそこまで思ってないです。彼がしたいならもちろん応えたいけど、セックスをそこまで重要視してないです。本当に好きな相手だからこそ、初めてを選んでる部分はあると思います。どうでも良い人じゃなくて、好きな相手だからこそ、あまり人に見せない部分を見せるのに、大きな勇気が必要になる感覚があります。
辛かった思い出: 彼が無理してお客さんに合わせている瞬間
彼の仕事場で大きなパーティーがあって、色んな人が来てたんですね。そのうちの一人のお客さんの彼に対する振る舞いが酷かったんです。お客さんはガチのヤクザさんで、お金もすごいありました。彼がお店に来た時には何かがキマっちゃってる雰囲気で、、お店に来た瞬間テーブルに乗って、お金を見せびらかしたりして。それで、彼がそのヤクザさんにすごい気に入られてるんですね。見た目もかっこいいし、接客も上手なので。その時は私もお店にいて見てたんですけど、彼はそのヤクザさんにバカみたいにお酒を飲まされるし、ずっと隣に居させられるし。彼が無理して頑張ってる姿を見るのが辛かったです。仕事の一環とはいえ、すごく衝撃的でした。
そのヤクザさんはめっちゃ怖くて、対応悪いと思われたら何されるかわからなくて、私はずっとハラハラしてました。普段からそういう人も相手にしてるから彼にとっては普通かもしれませんが、私にとってはとにかく怖かったですね。
彼との今後: 続けていくために時間を置いて
彼との関係は続けていきたいなと思っています。付き合うのを決めた時の気持ちのままで、あそこで出会って付き合わなければ絶対にありえない組み合わせだし、もったいないなと。彼には、私のことは尊敬してるけど、恋愛としては違うんじゃないか、とも言われました。でも彼が参ってしまっている状況だし、彼に対しては、地球上どこを探しても私みたいに頭が良くて自信があって、Phonomenal woman(=自分を尊ぶことができる女性)は居ないよ!と言っています。もちろんお互い一人でも行きていけるし、別れても全然良いんだけど、彼にとっても損失が大きいんだよと遠回しに伝えました。
それに向けて、まずは一旦時間を置きたいなと思います。毎日やりとりして彼の思考を私に割いてストレスになるくらいなら、連絡しないほうが良いので、連絡もしてないです。時期的にも年末で、1年の悩みが一気に出るタイミングだし、新年のイベントで気持ちを入れ替えられると思うので、彼が復調するまで時間を置きたいです。ただ、彼が初めてオーガナイズするイベントには絶対来てと言われているので、それには行きます。その時に彼がどんな風になっているか、楽しみでもあり、ドキドキもします。
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