大学院生→起業家と会社員の彼女 – 結婚前提に同棲までした僕たちが破局したワケ:よしとさん(男性・20代前半)

こんなお話しです

・会社の飲み会で彼女からロックオンされてお付き合い開始
・同棲を開始するも、彼女から色々怒られてどんどん萎縮
・他にも色々あって、結婚の決断を真剣に考えた結果・・

プロフィール

ご本人男性20代前半よしとさん
・独身 大学院生→その後、起業家に
・長身スリムで礼儀正しい好青年
・性格は穏やかで優しい雰囲気
・現在は教育系の仕事をしながら起業
・周囲からの人望が厚く、なんでもできると思われがち
お相手女性20代前半・独身 会社員
・きれいな人で、陽キャ寄りの明るい優等生
・恋愛遍歴はそこまでない
・気が強くて、歯に衣着せぬ物言い
・たまに、悪気なく人の悪口を言っちゃうところも
期間2年6ヶ月
※お付き合いしていた当時の年齢です。
目次

別れたがる彼女を「応援する」?! – 相手ファーストの恋愛:かずきさん(男性・20代前半)

出会い: 飲み会で彼女からロックオン

彼女と出会ったのは大学院生の時、インターンでお世話になっていた会社の社員さんでした。僕はその会社で大きな賞をいただいたりして、「なんか優秀なやつがいる」という感じで、そこそこ顔が売れていました。その時は、ちょうど前の彼女と別れたタイミングで、お世話になってる先輩に別れた話でも聞いてもらおうと思って声をかけたら、飲み会に誘ってくれたんですね。彼女とはその飲み会で知り合いました。

今でも覚えてるんですが、彼女には「ロックオンされたな」っていう感覚でした(笑) 男性3女性1で飲んでたんですが、飲みの最中に「連絡先を交換してください」って言われて、結構ビックリしました。みんなの目の前で普通にそういうこと言うんだなぁと。僕としても、彼女と別れていたから後ろめたさもないし、きれいな人だし、お話していても知的な感じを受けて印象が良かったので、普通に交換して、、その後は下心無く彼女を駅のホームまで送って解散になりました。

それからはLINEが続くようになって、そのうち僕の方から誘ってご飯を食べに行って、仕事の話で盛り上がったりしました。その1回目のご飯で、彼女は2回目は「鎌倉に行きたいと言ってきたので、デートに行くことにしました。ちょうど梅雨時で紫陽花が見頃だったんですが、その日はたまたまキレイに晴れていて、とても良かったです。その後は彼女が「横浜に行きたい」と言い出したので、横浜でご飯を食べて、夜の桜木町を散歩して・・大きな桟橋のところで二人で座りました。

この日以降も、彼女はどこに行きたいとか、何がしたいって言ってくるので、じゃあ行こうっていう流れが多かったんですが、色々緻密に外堀を埋めてくるというか(笑) ライトアップされた桟橋のロマンチックなところで二人で肩を寄せて座ってたら、もうこの雰囲気で告白するしか無いじゃないですか(笑) ああ、こうやって告白させられるんだなぁと思いながら、実際に告白して、彼女とお付き合いすることになりました。

楽しかった思い出: 台風直撃の九州旅行と後輩を呼んで宅飲み

イベント的には、お付き合いして1年ちょっとの夏に、九州に旅行に行ったことですね。二人とも夏休みだったので行けたんですが、残念ながら台風が直撃してしまって。。元々は博多の方で太宰府、由布院、それから宮崎に移動して川下りとかを予定してたんですが、台風だからどうする?ってなって。それで、宮崎は諦めて、台風が去ったタイミングで由布院に行きました。露天風呂付きの部屋を借りて、クリームチーズの味噌漬けみたいなのをおつまみにビールを飲んで、、楽しかったですね。でも、その時に泊まった部屋のお隣が露天風呂でえっちしてる音がめちゃめちゃ聞こえてきて(笑) しかも会話も筒抜けで・・内容を聞いてると、どうも社内不倫っぽいカップルなんですよね。かなり迷惑だったんですが、彼女とは「社内不倫はダメだよね〜」と笑い合ったりして、良い思い出ですね。

それから、太宰府でかき氷を食べたんですが、彼女がそれを食べてるところがめちゃくちゃかわいくて・・彼女は小顔なんですが、大きなかき氷を持って幸せそうに食べてるところがすごく良くて、それを写真に取れたので、友達に自慢したりしてました。彼女的には、「この写真よりも絶対かわいいやつある!」って怒ってたけど(笑) その後も、別府で地獄めぐりしたりで、台風一過でどこもキレイでしたね。

あとは日常的なものとして、、お付き合いした最後の1年は同棲してたんですが、僕が自宅に人を呼ぶタイプで、よく後輩とかを呼んで人生相談やら話したり飲んだりしてたんですね。彼女もそういうのに参加して、一緒に飲んでくれてたのが嬉しかったですね。特段なにかが凄い楽しかったというよりは、疲れたから外で食べようとか、誰かも誘ってご飯したり、そんな時間を一緒に過ごしているだけで、ただ幸せでした。色んな人がうちに来て、彼女がいて、それによって出てきた話なんかもあって。

彼女は希望はハッキリしていて、色々決めちゃうタイプではありましたが、そういうところで多少は合わせてくれていました。ただ、長時間ではなく程々が良いとか、朝までは(僕が途中で寝ちゃうし)キツイとか、一人が良いタイミングでは勘弁して欲しいとかはありましたが、基本的に後輩たちを世話するのは嫌いじゃなかったようです。

同棲について: 住んだら見えてきた生活スタイルの違い

それで、少し同棲の話がでたんですが、彼女は社会人になるまで実家ぐらしで、お付き合いした当初からずっと一緒に住みたいと言われていたんですね。とにかく実家から出たくて、出るなら一緒に住んだほうが良くない?という感じで。僕も彼女と結婚する覚悟を決めていたのと、半ば強制的に巻き込まれたというのもあって(笑) いよいよ彼女が実家を出て同棲するというタイミングでは「はい、するんですね。わかりました。」という感じで(笑)

僕は正直なところ同棲したくないし、引っ越しもめんどくさいので・・でも、途中から腹をくくって一緒に家を探して、良いところがあったので、、でもまだ自分の気持ちはフワフワしているまま、同棲が決まっていました。この時も、本当に外堀を埋められたなぁという感覚でした。

場所は元々僕が住んでいたエリアで、家具は基本的に僕のを持っていって、ベッドとソファと机だけ買い替えました。それで、場所が広くなったので、人が呼びやすくなりましたね。ただ、自分の給与を全部後輩たちにつぎ込んじゃってたので、よく怒られてましたが(笑)

住み始めてまず大変だったのは、彼女は全く家事ができなかったんです。実家で何もしてこなかったので・・。一方で、僕は一人暮らしを7年くらいしてきてたので家事はできることはできるんですが、その内容は一人暮らし仕様なんですよね。男一人の家事なんて、まぁ大雑把だし壁の汚れとかは全然気にしないし、ちょくちょくやるよりまとめて掃除しちゃえば良いしっていう感じじゃないですか。それに対して、彼女は初めて実家を出て同棲するということで、すごい高い理想というか、生活像みたいなものができてたんですよね。それが徐々にめちゃくちゃ重くなっていきました。僕的には「良いんじゃない?このくらいでよくない?」って思っても彼女はそうじゃなくて、もっと完璧にしたかったりとか。。

あとは家での過ごし方のスタイルが全然違ったというのもありました。彼女の実家に行った時に知ったんですが、テレビは全員の部屋に1台ずつあって、ご飯を食べたらみんな自分お部屋に帰ってバラバラに過ごすみたいな感じだったんですね。どっちが正しいとかじゃないですが、僕はいつも一家団欒、お茶の間にみんないるみたいな家庭だったので、かなり衝撃でした。そんな違いがって、ご飯を食べているのにスマホでそれぞれ別の動画を見てたり、食べ終わって一緒にテレビを見るのかなと思ったら彼女だけベッドに行っちゃったり。お互いのスタイルにこんなに違いがあるんだなと感じましたね。彼女は思ったよりひとりの時間を大切にしたいタイプで、僕は逆に一緒にゲームしたり映画見たりおしゃべりしたりしたくて、特にそれが強く印象に残っています。

印象に残ってるえっち: 半年かけてセックスできるように育成

彼女の特徴として、すごく膣が狭くて痛がりなんですね。それで僕は大きめなので、とにかく大変でした。しかも彼女は前のパートナーがセックス下手で、かなりセックスに対する恐怖心があったようでした。本当に最初は普通に前戯をしようとするだけで体が痛くなってしまっていて、セックス以前の問題でした。

そこで、僕は半年間くらい、めちゃくちゃ時間を掛けて彼女がセックスできる状態にしていきました。最初は指も入れられなくて、そこから初めて、どこが気持ちいいかを少しずつ見つけていって、指が大丈夫になったら、今度はちょっとずつ入れるようになって、いきなり入れると痛いので、少し入れたら5分間ずっとハグするとか、そこから少しずつ動いたりといった感じで、丁寧にステップアップをしていきました。お付き合いした期間の後半は、彼女もセックスを楽しめるようになっていましたね。

ただ、それでもセックスしたい頻度についてはかなりギャップがありました。彼女はあんまり性欲が無くて、逆に僕はしっかりあるので、それに応えられていないということでも彼女は苦しんでいたようです。それから、普通にセックスできるようになったとはいえ、あまりやりすぎてしまうと彼女が痛くなってしまうので、僕は物足りなさを感じていたのも事実です。それはすごく悩みましたね。

そんな感じで、まずは彼女のコンプレックスや恐怖心は取り除いてあげられたと思うし、それは彼女に残してあげられたなと思います。ただ一方で、こういうところも含めて僕はちょっと優しすぎたかもしれません。ちょっと気になった小さいこととかも彼女に言えず、ひとりで抱え込んでしまっていたので・・。

辛かった思い出: 彼女のゴシップ好きと悪口

僕は人の悪口を言う人が好きじゃないです。それが彼女はゴシップが結構好きみたいで、芸能人を見ながら急に我が物顔で「この人ってこうだからほんとダメだよね」みたいに話してきて・・僕からしたら「それって君の人生に全然関係ないよね?」っていう反応にしかならないんですが、、特に同棲してからそういうところが目立つようになりました。

特に衝撃的だったのが・・同棲のために引っ越すタイミングで僕が起業するのが重なったりでめっちゃ忙しくなってしまって、当日も引っ越しの準備が全然できてなくて、引越し先でもほとんど手伝えなかったんですね。もちろん僕ももっとうまくやってちゃんと時間を作ってというのができたよねっていう反省もあるんですが、その引越の場で彼女と彼女のお母さんが僕の悪口を言い合ってたというのを、僕の友人たちが聞いて僕に伝えてくれたんです。それがかなりキツかったです。

それから、彼女は生理が重いタイプなので、彼女より早く帰れた時にご飯を準備して待っていたんですが、返ってくるなり第一声が「なんでこんなにコンロ汚いの!」って怒ってきて、僕ももう知らん!ってなって・・あれは苦しかったな〜。その5分後くらいに「作ってくれてありがとう〜!」って言ってくれたんだけど、あーこれもうキツイなと思って。ご飯を用意してくれてたことじゃなくて、悪い方に先に目が行って、それを怒ってくる人なんだなっていうのもそうだし、僕はどんどん萎縮していって、自信もなくなっていって、、とにかく怖かったですね。

同棲をはじめてしばらくすると、彼女も家事がどんどんできるようになってきて、逆に僕の家事のクオリティに対して不満が増えていったので、色々なことを強制的に彼女がやるようになっていったんですが、とにかく几帳面でした。部屋もすごいきれいにしたがっていましたし、もちろんきれいなことは良いことなんですが、初めての同棲で気合が入りまくってたんだろうと思います。

別れ:辛すぎる最後の1ヶ月

彼女は結婚についても自分の中でしっかりプランがあったようで、同棲も当然それに向けての布石でした。それは僕もしっかり感じ取っていて、最終的な結婚の決断はいつしようかとずっと考えていました。厳密には、結婚するのか、別れるのかの決断でしたが。。そのタイミングは、彼女の誕生日にしようと考えていて、それまでの間で真剣に悩みました。

僕は教育関係の仕事をしているのもあって、特に子育てについて深く考えました。本当にこの人と子育てしたいのか?と自問自答したところ、できないかも、と思ったんですね。まず子供がゴシップ記事のことや人の悪口を聞いたり、それを話すような人になってほしくないなと心底思いました。もう一つは、彼女と出会った時に僕は大学院生で彼女よりも視野が狭かったですが、それが社会人になって一緒くらいになって、今度は起業したら僕は更に世界が広がっていっている状態になっていて。僕は彼女にも一緒に成長していってほしかったんですが、途中から彼女が僕をサポートする側に回っていっているように感じていました。それも僕はちょっと物足りなく感じてしまっていました。僕は同棲する前くらいには新聞に載ったり、クラウドファンディングなんかも成功させてハードな生活を送っている中で、見える世界もどんどん変わってきて、もっと同じステージに来て欲しいというのは本人にも伝えてましたし、僕は支えられるよりも一緒に成長したいと考えていたので。。

まとめると、子育て、自分たちの成長、お互いの生活スタイル、それから夜の問題。こういったところを総合的に見て、難しいなと考えるようになっていました。

別れは、家で急に伝えました。僕も色々辛くなっていて、タイミング的にももう言わなきゃいけないと思っていました。それで、「言わないといけないことがある。別れて欲しい。」と伝えました。彼女はまずショックで泣いていましたが、まず要素分解させてくれと言いました。そこで、僕が感じていたことを整理して伝えました。彼女は、今一気に言わないでほしいということと、それらを改善できるかの検証をさせてほしいということを伝えてきました。僕の中では熟考して出した「結論」だったんですが、彼女の申し出を承諾しました。それでどのくらいの期間?と聞いたら、「半年」と言われたんですが、それは僕がムリだったので、1ヶ月にしてもらいました。

それからの1ヶ月は人生の中でもトップクラスにキツかったです。例えば、夜の問題についても伝えたから彼女はスキンシップを増やそうとしてくれるけど、もう僕の方に気持ちがないので苦しいんですよね。それでハグを求められて拒否してしまった時に、ベッドで隣り合って寝てる時に突然彼女が「うわぁっ」ってなったりして。もう落ち着くまで抱きしめるしか無いです。この期間は、何回か死を覚悟しました。ああ、これで今死ぬのかな、ここで死ぬのかな、って思いながら過ごしました。他には、最後別れるにしても、財産や家具の配分とかで揉めるのも嫌だったので、そのタイミングで契約書を強制的に作ってサインしてもらいました。

その1ヶ月の最後の日、二人でご飯を食べに行って、彼女が手紙を書いてきてくれて、別れは悲しかったんですが、何よりも僕にすがろうとしていた彼女がスパッと割り切った瞬間の表情を良く覚えています。顔つきが変わったというか、もう全く感情的ではなくて、事実を受け入れて悟ったかのような感じで、スッとなってました。ああ、女性ってこうやって割り切るんだな、と思いましたね。その後、お互いに引っ越して、彼女は別の場所で一人暮らしを始めました。

ぶつかるべき時には早くぶつかった方が良いのかも

色々ありましたが、付き合えて良かった人だと思ってます。まず、僕が想像以上に子育てのパートナーとして相手を見てるんだなということに気づきました。それから、僕は本当にゴシップとか人の悪口が嫌いなんだなということ。高め合える関係を欲しているんだということ。支えられるのが好きじゃないということなどなど。それから、彼女の仕事が僕の専門領域である教育と近くて、ちょくちょく意見がぶつかるところなんかも良くなかったかもなとも思いました。

僕は20代である程度の結果を残したいと思っているので、しばらくは仕事をしっかりやりたいです。恋愛に関しては、お互いの価値観とか生活スタイルを理解し合えるお相手なら良いなと思います。忙しくてそんなに会えないですし。。

最後に、僕にも落ち度がたくさんありましたし、彼女に対して思ったことを早い段階で言えていなかったり、家事だってできないものはできないし、人の世話はできても自分のことができなかったりとかはたくさんあるので、それを僕自身が受け入れながら、できないってちゃんと言っていきたいです。なんかイメージで周りからはなんでもできそうな感じで思われることが多いので(笑) ぶつかるべき時にはぶつからないといけないですね。

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