【男性同士の恋愛】年上の美容室経営者と – お互いが欲しかったものとは:ひろきさん(男性・30代前半)

こんなお話しです

・好き合っているけど、 色々なことを自分のせいにされることが多い日々
・小さなキッカケで彼の嫉妬が大爆発!他の男性と温泉旅行に行ってしまう
・お互いが相手に求めていたことが噛み合っていなかったのかも・・

プロフィール

ご本人男性30代前半ひろきさん
・独身 フリーランス
・穏やかで落ち着いた雰囲気の好青年
・音楽の専門学校で学び、早期に独立
お相手男性40代後半・独身 経営者
・美容師で、自分のお店を持っているオーナー
・全部自分で切り盛りしていて、超多忙
・イタリア系のカジュアルファッション好きで見た目若い
期間6ヶ月
※お付き合いしていた当時の年齢です。
目次

【男性同士の恋愛】年上の美容室オーナーと – お互いが欲しかったもの:ひろきさん(男性・30代前半)

出会い: マッチングアプリで「恋人」探し(は、意外と難しい)

多くの同性愛者の方がそうであるように、私もマッチングアプリを結構使います。ただ、人によってそれをどういう使い方をするかは違って、、恋人を探すのか、「カジュアルな関係」を探すのか的な部分で。ちゃんと恋人を見つけようとすると、難しそうだなぁと思うんですよね。そういう人もゼロではないんだけど、出会いづらい印象です。

当時、私も真剣に探しているというほどでも無かったんですが、彼と会話してみたら、パッと話が進んで、合うまでがとてもスムーズだったんですね。いついつご飯どうですか、みたいな感じで。すぐに会うことができて、最初は居酒屋でお話ししたんですけど、面白い人だな〜と思ったのが第一印象でした。

そこからは、はっきり「付き合おう」というのは無かったんですが、なんとなく一緒に遊んだりしているうちに、「もう付き合ってるってことでいいんだよね」という感じで、仲が深まっていきました。

楽しかった思い出: 大規模な忘年会と屋内スカイダイビング

一緒に御飯を食べに行くというのが多かったですが、箱根に1泊2日で旅行に行ったり、彼の方が行きたいところがあって、そこに一緒に行くというのは何度かありましたね。費用は折半で。

特に心に残っているのは、年末、彼の知り合いが主催する大規模な忘年会に参加した時ですね。会場は小さなステージがあって、30人くらいが集まって、みんな何か出し物をする企画でした。多分、経営者同士の繋がりとか、そういうのだと思うんですが、私はそういう体験をしたことがなかったので、すごいところに来ちゃったなみたいな(笑)

あとは、彼の誕生日にプレゼントをあげたことですね。モノをあげるには、彼のこだわりが強すぎて難しいなと思って、、高いブランド品とかも微妙だし、彼はすでに色々持ってますしね。だから、何か体験できるものをと思って、彼が「やってみたい」といってたやつを思い出して、屋内でジェット気流に乗ってスカイダイビングが体験できるアクティビティをプレゼントしました。

その施設は郊外にあって、一緒に行ったんですが、とにかく彼にはすごく喜んでくれました!私も、スカイダイビングはやったことあったんですが、屋内のやつは初めてだったので、めっちゃ楽しかったです。正味、飛んでる時間は2分くらいしかないんですが、写真もいっぱい撮りました。まずインストラクターが一緒に飛んでレクチャーしてくれて、いけそうなら2回目からひとりでやってみましょうかという流れで。掌の角度をつけてぐるぐる回ったり、上に行ったり下に行ったりを腕の角度で調整したり。インストラクターはもう自由自在で、私達はそこまではやれませんでしたが、それでも色々できておもしろかったですね。

印象に残っているえっち: 毎回最後まではしないけど、楽しく

彼とのセックスは、楽しかったという記憶です。特に相性が悪いみたいなことも無くて。。ただ、彼もそんなにたくさんできるというわけではなかったので、最後まで全部するみたいなのは数えるくらいしか無かったです。年齢的に彼の体力の部分もあったと思うんですが、もう若い頃に散々遊び倒してたみたいなので、もう良いやというところもあったのかな(笑)ちょっとお互いに触り合うだけで、アナルセックスまではしないみたいな。

彼も、まったくしないというようなタイプではなく、バニラ派(本番行為のないセックス)とかまでではなかったんですが、疲れちゃったからそこまではせずにやめちゃうみたいな。まぁでもやっぱり体力もあったとは思います。一日中、立ち仕事をして、腰痛とかも多少あったようなので、おしりまで頑張るとかなり体力が要るでしょうし。私の方はまだ30代前半で、やりたい盛りみたいなところもあるので(笑)もうちょっとしたかったというのも正直ありましたけどね。

彼と私は15歳以上離れていて、それでも普段は年齢的な部分で差を感じることは少なかったですが、電動自転車を買ってたのは印象的でしたね。彼はお店まで自転車で通えるくらいの距離のところに住んでたんですが、坂道が大変なのでということで。買ってすぐちょっと乗せてもらったんですが、電動自転車ってすごいですね!(笑)ペダルに足を乗せると自転車が勝手に進んでいくみたいで。。

辛かった思い出: それもこれも、私のせい??

楽しい思い出もたくさんあるんですが、彼とは普段からケンカが多かったです。その根本的な原因は、お互いの性格が結構違ったからだと思うんですが・・。

さっきの出し物の時もそうなんですが、彼は自責にならないように予防線を張る癖があるんですね。例えば、会う日を決めるときにも、彼からはお店のHPに載せてる休業日だけ送られてきて、「これ見ればわかるでしょ?あとどこで会うかはそっちで決めてね」って感じなんです。なんというか、「俺はできることはやりました。あとはあなたの責任です」っていう投げ方なんですよね。決め事はだいたいそんな感じでした。「これ以上、俺に何をしろっていうの?」と言われたこともあります。。

でも、お店が休みだからって彼の予定が必ず空いているわけでは当然無くて、他の用事も色々入っていて。ってことは、私が彼に毎回お伺いを立ててというのをやれ、ということなのかと(笑)いや、別にそれでもかまわないんですが、私自身がマメじゃないことをわかってるので、「だったら毎週何曜日の何時に会うって決めて、ダメなときは動かすとかできない?」って提案してみたんですが、あまりはまらなかったようです。

そういう決め事の仕方なので、うまくいかなかったりすると「だからそう言ったじゃん!」(言ってない)とか、私のせいみたいによく言われてました。

あと、ちょっと思い込みが激しいというか、彼が「こうだ」と思ってしまったら、それはもう覆らなくて、そういうふうにしか見てくれなくなっちゃうというか、こっちの説明とかの余地が完全になくなっちゃうんですよね。頭に血が上っちゃって、かっとなると手がつけられない感じとか。

私も溜めてた部分があって、彼が年上だから気を使う部分もあるし、向こうは経営者で金銭感覚がどうしても私の収入と差があったので、ついていくのがしんどい時もあったんですよね。でも彼は対等なギブアンドテイク的な考え方を徹底していて、もちろんちょっと多めに出してくれたりはしてくれますが、ご飯を全額奢るみたいなのは無かったです。私もお金で貸しを作るのは嫌だったのでそれは良いんですが、例えば彼が何かしてくれるときは「これはこの前のお礼ね」とか、何に対して何を支払ってるのかが明確な感じだったんですよね。予定を決める場合もその考え方で、「俺はこれだけやったから、あなたはこれだけやってね(でも失敗したらあなたのせい)」だったように思います。

それでも、当時の私は、そんな性格の違いも、「こういう人だから」と受け止めたうえで、付き合っていけば良いのかなと思っていました。自分が頑張れば、なんとかなるんじゃないかなという感じで。やっぱり、好きでしたからね。

別れ: 彼の嫉妬が大爆発!大人げない当てつけも・・

お付き合いが始まってから半年くらい経った頃、お互い忙しくてあまり会えない週が続いたりもあって、初めの頃ほどの好き合ってる雰囲気が少し薄れていたんですが、そんな時に事件が起きました。

私は友達に頼まれたイベントの仕込みで、この日に彼のお店に髪を切りに行く、という約束をしていたんですが、友達とのミーティングが長引いてしまって、どうしても予定が合わなくなって、予定の1時間前にキャンセルする旨を彼に連絡したんですね。そうしたら彼にめちゃめちゃにキレられてしまって。。別にこっちもわざとやっているわけじゃないし謝ってるんですが、電話越しにすごい剣幕で怒鳴られました。

もちろんキャンセル料も払うと話したし、金銭的なマイナスは発生しないように配慮したんですが、彼は「一人で予定詰めてやってる店だから、キャンセルするとかありえない」と言いつつ、後日「俺以外の、他の人との予定が忙しいんでしょ?」という言い方もされたので、おそらく嫉妬のほうが先に来ちゃってたんだと思います。

その後、「この日会おう」って約束していた日に、彼から「予定があるから無理」とドタキャン返しをされました。まぁ予定があるならしょうがないかと思ったんですが、SNSを見ると、どうも「友達と銭湯に行きました」とアップされていて、、当てつけみたいな感じだったんでしょうね。

そのまま2週間くらい会わないまま、向こうから別れようと連絡が来ました。私もしょうがないかな~という思いもあったので、わかりましたと返事をしました。本当は、そういうのはメッセージじゃなくて面と向かって言って欲しかったですが。。

ただ、話はそれで終わらなくて、彼の家に私の荷物も置いていたので、それはどうしよう?と彼にメッセージを送ったら、ずっとシカトされたんですね。送ってもらうのか、彼的にもう全部嫌だから捨てるとか、取りに来いっていうのかがわからなくて、1週間くらいまって既読スルーされていて。で、わからなかったので直接聞こうと思って、彼のお店にオープン前に行って、待ってたんです。そしたらその日はたまたま早い時間から予約のお客さんを入れていたみたいで、私は次のお客さんとの合間に話そうと思って、お店の外で待ってたんですね。彼もそれには当然気づいていて。

で、結果的に私がお店の外で長時間居座るみたいな形になっちゃったんですが、それを彼が「営業妨害だ」とまたガチギレしてきて。。とりあえず話はできて、といっても彼が怒ってるので話し合う感じでもなくて、とりあえず荷物については「送るよ!」って言ってくれたので、じゃあ住所を連絡するから送ってねといって、その場は終わりました。

そしたら、その後で「営業時間前にお客さん入れてるの知らなくてごめん。荷物はここに送ってね」といった内容のメッセージを送ったら、それに対して彼から、ものすごい長文の、もう見るのも嫌になるくらいの暴言が書かれたメールが届きました。その文面がスマホのロック画面で見えてしまったので、私は中を開くこと無く全部捨てて、彼をブロックしました。荷物は帰ってきませんでした。(笑)

その時の私の想いとしては、「いや、メール返信する時間あったんじゃん」みたいな(笑)カッとなった勢いでこういうのが出ちゃう人だったんだなぁって感じでした。彼がヒステリーっぽく冷静さを失っちゃうのは前々からあったので、それを溜め込んでたんだろうと思います。

あと、その頃は私の誕生日が近かったんですが、祝われ損ないましたね(笑) 帰ってこなかった荷物は諦めました。。そんなに大したものは無かったんですが、唯一悔しかったのは、日本で未発売で海外から取り寄せたDVDですね。まぁそれも今では動画サービスで見られるし!そのくらいですね。

お互いの欲していたもの: 愛情表現と、自分だけを見てくれる人

私も彼と付き合っていた半年間で、色々悩んでいたと思います。面白い人だし、人として好きなんですが、一生、側にいるパートナーになり得るんだろうか?とか。結果、自分の中でもやもやと抱えていた部分が最後に噴出して、やっぱりこの人は違ったんだなというところにつながったと思います。辛い別れではありましたが、ある意味、目が覚めました。周囲の友達からは、「辛そうな恋愛をしていたよ」と後から言われました。きっと、彼に振り回されているように見えていたんでしょうね。私はマメではないけど尽くすタイプかもと気づきました。。私が何がしたいというのは基本あんまり無くて、好きな人がやりたいことをやって、楽しい顔をしてくれている方が嬉しいので。。

それから、振り返ってみると、お互いに欲しい物が違ったんだなというのも気づきました。望んでいるものが違うみたいな。

私がほしかったのは、言葉や行動での「愛情表現」だったんだろうなと思います。付き合おうっていう言葉や、誕生日にモノはいらないけど、おめでとうっていう電話が来るとか。そういう小さな幸せで大満足なんですが(笑)そういう部分が欲しかったんだろうなと。

反対に、彼は私が自分の中でしてあげたいと思ってやったことが、向こうはそんなに欲しくなかったことだったんだと思います。例えば、彼は料理をしないので全部外食なんです。ですが健康診断であまり良くない結果が出たというので、私が週一くらいで彼の家で料理したりしてたんですけどね。彼は私の手料理を喜んでくれるというよりは帰ってすぐ食べたい気持ちが強くて、私もそこまで段取り良くないので完成していなかったりすると、それで待たされるのが嫌とか言うんですよね。あ、同じ物事を見ている側面がぜんぜん違うなと。(笑)

おそらく彼は、一緒に住んで私に彼のことだけを見てて欲しかったというか、自分のやることに対して全部Yesと言ってついてきてくれるパートナーを望んでたんだと思います。私は私なりに、彼の希望を叶えるように努力をしてたつもりなんですが、それに対しては全然響いてなかったんだろうなというのが後々わかった気がします。今後は、そういうところも噛み合うパートナーと出会えると良いですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次