別れたがる彼女を「応援する」?! – 相手ファーストの恋愛:かずきさん(男性・20代前半)

こんなお話しです

高校時代からの彼女は、賢くて慈愛にあふれる人
・そんな彼女が他の男性に一目惚れ!テンパりつつも、それを応援
・長い関係を築いていくには、相手に何かを背負わせないこと

プロフィール

ご本人男性20代前半かずきさん
・独身 起業家
・オーナー社長の御曹司
・有名大学を卒業後、親に頼らず一人で起業
・高校時代に生徒会に入るようなマジメ系
お相手女性20代前半・独身 会社員
・女子校出身のお嬢様
・小柄でかわいいぽっちゃりさん
・高校時代に生徒会長をやるようなマジメ系
期間5年6ヶ月~現在もお付き合い中
目次

別れたがる彼女を「応援する」?! – 相手ファーストの恋愛:かずきさん(男性・20代前半)

出会い: 彼女が気に入ってくれたようで・・

全国の高校の生徒会が集まってディベートする的なイベントがあって、そこで彼女と出会いました。イベントの打ち上げで、みんなで食事をしたんですが、その時にたまたまテーブルが一緒になって。僕に対する彼女の態度や仕草を観察していたんですが、そのときちょうど心理学の勉強をしていて、「もしかしたら気があるのかも?」と思ったんですよね。そうしたら案の定で、LINEの連絡先をもらって、今後発展するかな?と、しばらく間合いを測ってました。正直、僕としては感情的な側面はそれほど。。今後どうしようかな〜と、分析みたいなところが大きかったです。

こう言うとちょっとドライに聞こえてしまうかも知れないですが、僕は小さな頃から家のことがついて回っていて・・いわゆる英才教育を受けたり、家督や家業を継ぐことなどのプレッシャーの中で育ってきていて、そのせいか感情より先に色々と考える癖があるんですよね。

お付き合いしたのは、そこから2ヶ月無いくらいでした。そのお付き合いするまで間も密度が濃かったです。デートに行ったり、あと電話はほぼ毎晩していましたね。暇だったので・・(笑)テスト期間とかだったらできなかったと思いますが。。

あと、僕は「好き」があんまりわからないというか、昔から恋愛感情はそんなに無くて、彼女側が好意を持っていてくれているかが流れとして重要でした。ただ、付き合い始めるのはほぼ確定だよねという感じになったので、「付き合おう」というのは僕の方から言いました。

そんな感じなので、正式なお付き合いが始まってからも、そんなに変化はなかったです。明確なイチャつきがあったり、出かけるところもちょっと遠出したり、カップルならではの遊園地みたいなのとかは増えましたが。二人ともインドア派で腰が重いタイプだし、高校生でお金もそんなに無いから頻繁には行けなかったですけどね。僕の家に誰もいないタイミングで遊びに来てもらったり、ゲームしたり動画みたりって感じでした。

そんな高校生活も終わって、大学に入りました。僕は一貫校だったのでそのまま上に、彼女は1年間浪人してました。まぁ、大学で僕は1年間休学したので、卒業のタイミングは一緒だったんですが(笑)

浪人中は殆ど連絡はとりませんでした。彼女の歩調に合わせながら、それでも心の支えとして必要なら電話するし、勉強に集中したいなら距離を置くという感じで。メッセージのやり取りはあったけど、電話で話すのはほんと週1回もないくらい。会うとかだと数ヶ月に1回、誕生日とかクリスマスとかくらいでした。そこについて、僕も多少の寂しさとか、続くだろうかという不安もあったと思いますけど、もう付き合って1年も経ってるので、なんとかなるんじゃないかなと思ってました。僕的には1年って既に最長記録でしたしね(笑)彼女も受験で忙しくしてるし、別れるとかはないんじゃないかなと。

それでめでたく彼女も合格して、お互い大学生になったら、かなりレジャーが増えましたね。お酒が飲めるようになってからは(まぁ僕はちょっとフライングでゴニョゴニョ・・でしたが)、おしゃれな居酒屋やバーに行ったりするようになりました。

楽しかった思い出: 相手ファーストな思考の彼女と

彼女はものすごく優しいんですね。高校生の頃からなんですが、、よく覚えているのが、お台場でデートしてた時に、近くで車いすの人が転んじゃったんですよ。そしたら僕が気づくよりも先に彼女はサッと動いて助けに行っていたんですね。基本的に相手ファーストな思考回路なんですよね。そういうことが大小色々とあって、僕もそれを見習って、見知らぬ人でも困ってたら助けようという精神になりました。盲目で杖をついている人が居れば行き先まで送ったり。彼女のことを尊敬していますし、僕に良い影響を与えてくれた人なので尊重したい。こういうところが、僕が彼女と一緒にいたい、一緒に居て心地よい理由なんだと思います。

思い出という意味では、そんなに刺激的なことはあんまりなくて、まぁ旅行は楽しかったですね。山梨のウイスキーの工場に行ったり、箱根にいったり。飛行機にのるようなのは無かったですね。博多や北海道にも行きたかったですけどね。

ウイスキー工場は、ふたりとも飲めるように電車とタクシーで行きました。彼女はあまりお酒に強くないので、殆ど僕のための旅行みたいな感じでした。それで、僕が行きたいばっかり行くのもなんなので、お互いに行きたいところリストを作って、、彼女のリクエストはかわいいもの系のイベントとか・・あれ?でもあんまり行ってなかったかも(笑)美味しいものとかが多かったかな。食べるのは共通の趣味ですし。僕は個人店に行くことが多くて、美味しいことはもちろん、店員さんの雰囲気が良くて楽しくなれる空間が好きなんですよね。

彼女も僕同様ちょっと変わってて、気が合う人も少ないので、お互いに一緒に居て楽みたいな。何かがピーキーな感じではなくて、気を使わなくて良くて楽なんですよね。こうなるともう夫婦みたいですけど(笑)

変わってるで言うと、彼女は僕が何も言わなくても、会話のトピックについて線引をしてくれたり、意図を汲み取ってくれるんですよね。こちらが話すことは最後まで聞いてくれるんですけど、例えば僕はプライベートで仕事の話をしないんですが、それも「そうなんだろうな」と理解してくれて、そこは聞いてこなかったり。あと彼女は結果主義者で、結果を出すための努力は惜しまないんです。僕もそういう、将来活躍してくれそうな女性はとても魅力的なので、普通っぽくないなという印象があります。難しい国家資格も一発で取ったりしますしね。その資格、僕は彼女の3倍くらい勉強しても一度落ちたのに(笑)

印象に残っているえっち: 都心のホテルのスイートルームで

僕は初体験の時からずっとラブホを使ってました。男子校だったんですが、先輩たちからそういう情報が回ってくるんですよね。なので、行くことにあまり抵抗はなかったです。彼女との初めても、ボルテージ上がってというのはあんまりなくて、それよりも家の話とかを考えて、どうしたら長期的な関係を作れるんだろうって考えてました。結果として、アブノーマルなセックスは全然ないです。それでも、彼女はセックスに対しては積極的で、歳を重ねるごとに「育ってきた」感じがありました。1回の行為で6回はイカせてあげられてるので、楽しんでくれてるのかな。

初めては僕から誘いました。彼女も嫌がること無く、、ただ、彼女はセックス自体が初めての体験で、僕が初めての彼氏でもありました。

すごく印象に残っているセックスという意味でいうと、それも特にピーキーなものはなくて・・。あ、大学生の時に、一度どうしても都心のホテルでスイートルームに泊まってみたくて、それは良かったですね。特段お金を稼いでいたわけでもなかったんですが、お酒の勉強をし始めていて、できるだけ良いものに触れようと思っていた時期だったのと、ちょうど彼女の誕生日で、サプライズでいきなり連れていきました。ワインとか買って、一緒に部屋で飲みました。まぁ彼女はそんなに飲めないので、僕がめっちゃ飲む羽目になるんですけど(笑) 彼女は喜んでくれていましたね。

サプライズをするのは好きで、誕生日は毎年何か仕込んでました。あるときは客船でイタリアンのコースを食べて、シェフが曲を流しながらケーキを持ってきてくれたり。僕はもてなすのが好きなんですよね。

辛かった思い出: 強いて挙げるなら仕事熱心過ぎること

彼女に対して辛かったというのはあまりなくて、、まぁ唯一挙げるとしたら、彼女が仕事熱心過ぎて、僕と会っている最中にも仕事のやりとりをLINEとかでガンガンすることくらいですかね。。僕としてはちょっと嫌な思いもありつつ、頑張っていること自体は歓迎すべきなので、好印象でもあるんですよね。お互い仕事が好きなので、、ちょっと複雑な気持ちですね(笑) 

それ以外はなにもないですね。刺激がないといえばそうなんですが、むしろそれが安心できる環境であり、間柄ですね。以前は彼女がお酒が弱いというのもちょっとありましたが、最近は彼女も仕事で飲む機会が増えて、強くなってきました。

ちょっとだけ別れ: 冷静な僕もテンパリつつ・・

少し前の話なんですが、一度だけ破局の危機がありました。彼女がバイト先の上司に一目惚れしたようなんですね。というか、彼女は結構一目惚れするタイプらしくて。ある朝、突然LINEで「別れてほしい」というメッセージが来たんです。僕はそれを見た時テンパって(笑)そわそわしながら、夜話そうとメッセージして。

まず思ったことは、長年関係性を積み上げてきた相手なので、それを崩したくないなというか、また他の人と1から積み上げていくのはめっちゃめんどいなということでした。家が大きくて、そういうちょっと面倒な前提を受け入れて長いこと付き合ってくれた人なので、同じような人を探すのは大変だということ。でも次に、それでも彼女に対する印象は変わらないから、応援したいと思ったんですよね。それと、僕は浮気こそしないけど、別に他の女の子とご飯食べに行ったり、飲み友も多いけど、そういうのは無駄に心配させないから彼女に言っていなくて。それに比べたら、告白前にちゃんと関係を整理してから動こうとしている彼女は、よっぽどちゃんとしているなって感じでした。

ある種、僕も結果主義なので、どうしたら最善の結果になるかを考えて、結果、彼女を否定しない、応援する、と決めました。友達からは、ほぼ全員に否定されましたけどね(笑)そんな付き合ってる最中に他の人のこと好きになっちゃう女性なんてやめたほうが良いよ~と。でも僕としては、彼女は僕が初の彼氏で他の男性との経験もないし、情報がないから他が気になるのは当然だよねと考えたんです。僕は学生時代から経営コンサルとかもやっていて、ビジネスの世界ではみんな自分にとっての最善で動くのが普通だし、自分が彼女の立場だったらどうだろうと考えて、そんな結論に行き着いたんだと思います。

これがもう少しだけ早く起こっていたら、僕は彼女にすがってしまっていたかも知れないですね。お客さんに対してルールで縛ると購買意欲が削がれるみたいな考え方を持てていたり、相手に条件をつけないライフスタイルを経験してきたのが良かったです。

ちなみにその後、彼女は一目惚れした男性に告白までは行かなかったらしくて、その手前で彼とお付き合いするのは難しかったという結果だったみたいです。それからまた一緒に僕と御飯を食べに行ったりして、彼女を送り出した時の僕の考えをそこで初めて伝えたんですが、「器が広すぎ」と言って泣いてしまいました。

その後: なかったことにして、更に長期的な関係を

その後、彼女とは「よりを戻したよね?」みたいな会話も無く、また普通にご飯を食べに行ったり、セックスもしています。僕は、「色々あったゴタゴタは全部忘れた。今まで通りで良いよ」と彼女に伝えているので、彼女が心のなかで何を思っているかはわかりませんが、本当に今まで通りです。

例えばこのタイミングで、僕がマウント取ったり、彼女に「尽くさなきゃ」と思わせることもできるんでしょうけど、そういうよりの戻し方をした他のカップルは、どちらかが疲れて別れちゃってるんですよね。なので、むしろ今まで通りにしないといけないと思います。僕からイジることもないし、完全に忘れたことにしています。今後も長い関係にしていきたいので、何かを背負わせたりしたくない。それは絶対にあってはいけないことだと思います。

あとは、家がお硬いのもありますが(笑)順序を守って、夫婦になっていきたいと考えています。色々ドライに聞こえる部分もあったかもしれませんが、僕にとってこれはやっぱり恋愛で、お互いが不完全なので、許容し合うことを忘れずにやっていきたいなと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次