妊娠・流産を経て変わった関係 – 有名スポーツ選手の彼女との恋愛:トビーさん(男性・30代前半)

こんなお話しです

・仲良くなってカラダの関係を持った女性は有名プロスポーツ選手の彼女だった
・お付き合いの間、彼女は妊娠と流産を経験し、大きな心の傷を負ってしまう

・彼女の心が離れていくのを感じながら、また好きになってもらおうとするも・・

プロフィール

ご本人男性30代前半・独身 大手企業のイベントマネージャー
・日系アメリカ人で、大学卒業後に東京に移住
・3人兄弟の次男 時間に正確なきっちりタイプ
お相手女性20代後半・独身 社長秘書
・トビーさんとは別に、有名プロスポーツ選手の彼氏持ち
・スポーツ万能、高身長でキリッとしていて女子にもモテる
・ノリが良くて友だちが多い
・長女でリーダーっぽい性格 でも甘えるのも上手
期間1年
目次

妊娠・流産を経て変わった関係 – 有名スポーツ選手の彼女との恋愛:トビーさん(男性・30代前半)

出会い: 有名スポーツ選手の彼女とパーティで

知人にパーティに誘われて、そこで彼女と出会いました。そのパーティは有名なお酒のブランドが主催している、少しフォーマルな雰囲気のやつでした。同じテーブルに座っていて、見た目はそんなにタイプではなくて、僕的には飛び抜けて良いというわけではなかったんですが、悪くないな〜と思って見ていました。上から目線ですけど、合格ライン!くらいで(笑)その席では、彼女のノリが良いこともあって結構お話しが盛り上がって、グループラインを作って、パーティはそれでお開きになりました。

グループラインのメンバーは結構仲良くしていて、たまにみんなでご飯に行ったりしていたんですけど、ちょっと彼女が気になっていたので、僕から個別に誘ってみたんです。そしたら来てくれて、普通にご飯を食べに行ったりする仲になりました。初めは僕もそんなにのめり込む感じじゃなかったんですが、二人の時間が楽しくて、だんだんとLINEのやり取りも増えて、会う頻度が高くなっていって、、そのうち体の関係も持つようになりました。

実はその時、彼女には彼氏がいました。有名なプロスポーツ選手でした。彼女は大学時代に彼に出会って、それから結構長く付き合ってたようです。その彼氏は学生時代に活躍してプロ入りしたのではなく、実業団チームなどで努力を重ねてプロになって、今や若い頃に注目されていた選手より活躍しているといった、苦労人だったようです。彼女はそのプロセスを彼と一緒に歩んできているはずで、思い入れはかなりあったと思います。ただ、その彼が所属するチームが地方なので遠距離恋愛になっていて、それで少し悩んでいました。
彼は有名選手になることで色んな女性からアプローチを受けているでしょうし、もしかしたら他にも女性がいるんじゃないかとか、そんな心配もあって、すぐにゴールまで行かなかったみたいです。彼女が僕と出会ったのは、そんな悩みを抱えていて、あんまり彼とうまく行っていない時だったんです。それでも、彼女は定期的に彼に会いにいっていましたが。。

僕としては、彼女のことが好きになるにつれて、そんな状況で彼女を完全に振り向かせることが難しくて、だからこそ追いたくなるという感じで、次第にのめり込んでいきました。

楽しかった思い出: 北海道の大自然の中で二人きり

とにかくよく飲みに行っていました。都内の彼女の自宅近くにもよく行っていて、彼女の家の前で集合したり。僕の自宅でホームパーティを開いたりもしていたので、それにも来てくれていましたね。普段から飲んで話しているだけでとにかく楽しかったです。

たまに二人で旅行することもあって、特に覚えているのは北海道に4日くらい行ったときのことです。彼女がどこか行きたいと良く言っていて、じゃあどこ行こうと話し合ったんですが、二人とも北海道に行ったことがないということで、お互いの休みを合わせて行きました。
10月、まだ雪の降る前の、札幌や小樽を回りました。とにかく自然がきれいで、人もあまり居ないので二人っきりになるタイミングも多くて、写真もたくさん取りました。大自然の中で二人しかいない風景が、今でも記憶に鮮明に残っています。

そんな楽しい時間が3ヶ月くらい続いたんですが、彼女の妊娠というきっかけで、変わっていくことになります。

妊娠と流産: 彼女の振る舞いが大きく変わった

お付き合いを始めてから3ヶ月が過ぎた頃、彼女との関係がとても悪くなりました。僕が何かした覚えは無いのに、彼女の僕への扱いが酷くなっていって、、例えば、デートの予定を取れなくなったり、約束した時間に遅刻してきたり。いや、遅刻するのは良いんですが、先にLINEで「○○分遅れる!」と言っておいて、もっと遅刻してきたりするんで、僕はそういうのを正確にして欲しい性格なんですが、彼女はそれも知っている筈で。
それでおかしいなと思って、彼女に問い詰めてみたんです。僕のこと好きなら、こういう扱いをできるのって変だよね、と。まぁ、そもそもが中途半端な関係で、僕は真剣に付き合いたいのに、これなら別れたほうが良いかも、、とか、そんなことも言いました。

そうしたら彼女が打ち明けてくれたんですが、実は妊娠していたんだけど、最近流産して、ということでした。そういわれてみれば、北海道旅行の時に気になったことがひとつあって、彼女が太ったなというか、普段よりムッチリしてたんです。しかも良く食べるし。どうやら彼女もその時は気付いていなかったようなんですが、それって妊娠していたんですね。で、それが誰の子供だったかはハッキリしていないんですが、彼女が言うには、タイミング的に僕ではなく彼氏の子だったそうです。

彼女自身は子供が欲しかったので、順調に行けばそのまま生みたかったそうです。でも流れてしまって、随分と自分の体を責めていたと思います。そのせいで、お酒を飲んだり、馬鹿騒ぎするみたいな遊びはしたくなくなって、体に気を使うようになっていたんです。彼女は流産を経験したことで、街中で子供や赤ちゃんを見るだけでも心が締め付けられるような思いで辛いと話していました。僕は、というか多くの男性は同じだと思うんですが、そう言われても彼女の気持ちをすぐに理解することが難しくて、流産したんだ〜くらいにしか思っていなかったんですが、そういう心境を聞いて、ネットで流産した人のお話しなどを調べて、すごい辛いんだなということと、世の中にそういう人がいっぱい居るんだなということを知りました。それで、彼女は人と会うことも、僕と会うことも楽しめなくなってしまっていたんだとわかりました。

彼女が僕にこれを話してくれたタイミングでは、まだ彼氏には言っていませんでした。スポーツ選手なので、メンタル面で動揺してプレーにも影響が出てしまうといけないから、という理由でした。それでシーズンが終わってから彼に打ち明けたところ、やっぱり普通の男性らしく「へー、流産したんだ〜。ふ〜ん。」みたいな反応で、それも追い打ちでショックだったようです。

そんなこともあって、彼女からはしばらく会えない、会わないと言われたので、期間を決めて会わないようにしました。ただ、それから2週間くらいで彼女の方から連絡があって、また連絡を取り合って会うようになりました。多分、彼女の方も僕に精神的な安定を求めてきたんだと思います。
ちょっと時系列が複雑なんですが、その会わなかった2週間に入る少し前に僕のホームパーティに誘っていて、そのパーティには来てくれたんですよね。でも、そこでも割と彼女からキツイことをいわれて・・この恋愛が難しいとか、僕への不満とか。

とにかく、その後にまた会うようにはなりました。しかし前と変わったのは、僕の方から一方的に連絡して会おうとアプローチするばかりで、、僕が彼女を元気づけようという気持ちで定期的に誘うような形になっていったんです。

辛かった思い出: 離れていく心を感じる日々

これが僕の人生の中でも一番つらかった経験なんですが、、流産について彼氏がそっけなかったとかもあって、最終的に彼女は別れたんですね。それなら、僕と正式にお付き合いしようよと、もちろん誘ったんですけど、しばらくは「付き合っても良い、と思う・・」みたいな曖昧な態度で答えられて、最後は「私は男らしい人が好きなので、ちょっと違う。。」と断られてしまったんです。その時に、僕はもう彼女の理想じゃなかったんです。

最初のお互い好き合っていた関係が、彼女の妊娠・流産を経て僕が一方的にプッシュするような状況になるにつれて、僕の余裕が失われていったんだと思います。追いかけている時って、色々不安定になってしまいますよね。それで少し冷たくされたと感じると、過度に反応してしまったりして。恥ずかしいですが、僕が彼女の前で泣いてしまうようなこともあって。。彼女は彼氏とは別れて僕との関係が続いていた間、僕と向き合ってくれる時間もあったと思うんですが、その上で、この人じゃないと結論を出したようでした。

それまでにも、彼女の心が離れていっているなと感じるようなことがどんどん増えていて、ずっと辛かったです。

例えば、二人ともある外人のアーティストが好きで、日本でコンサートがあるので一緒に行ったんですよね。チケットは関係が良かった時期に買ってしまっていて、そのまま行ったって感じでした。コンサート自体は良くて普通に楽しめたんですが、さっきも少し言いましたが彼女が集合時間に遅れてきて、しかもLINEで先に「これくらい遅れる」って言ったのに更に遅れてきて、どうも「いま電車乗った!」とかも、微妙に嘘ついてる感じがあって、、僕はそういうのが気になるタイプなので少しイライラしていてと。こういうことは前には無かったのになと思っていました。

他にはプレゼントとかも良くあげていて、こっちはそのプレゼントの内容もすごく気を使っていて、彼氏にバレないような、あと流産を連想させるようなものも絶対ないようにしたりして、イヤリングとかを送っていました。クリスマスや誕生日には服を送っていましたね。やっぱり送ったものを身に着けてもらいたくて、それをつけたり着てくれた時は嬉しかったです。ただ、クリスマスの時に僕がプレゼントを渡しても彼女は用意していなくて、後日また違う時にくれたりって感じで、彼女的には「あ、そういえば返さなきゃ」くらいの感覚なのかなと思って、落ち込んだりしていました。

そんな感じで、「ちょっと違う」と言われた時にはもうめちゃくちゃ落ち込んで、ひとりで大酒をして記憶がなくなって、正直何をどうしたのか覚えてないんだけど、起きたら自分の持ち物が全部なかったんですよね(笑)財布とかバッグとか。。丸ごとなくなってて、ケータイは友達が電話したら交番に届いてるのがわかって割とすぐに見つかったんですが、他はどっかに投げ捨てられたかで、しばらく出てきませんでした。それから半年後くらいに誰かが拾って交番に届けてくれて、、川の中に落ちてたそうです。全部ものすごい日焼けしてました(笑)財布の中身は、カードとか免許証はあったんですが、現金はなかったです。多分だれかがお金だけ使って捨てたのかな。今となってはどうでも良いのですが。。

印象に残っているえっち: 子供ができてもオッケー?

彼女と最初に体の関係を持ったのは、二人きりで会うようになって、多分3回目くらいでした。多分っていうのは、僕って酔うと記憶をなくすタイプで(笑)なんか初めて一緒にご飯にいった時に、僕は酔ってテンション上がって強引にキスしたらしいんです。僕はそれもちょっと記憶が怪しくて、それで2回目の時に「このまえキスした?」と彼女に聞いたら、「キスされた」と。それで、あ〜そっか〜というノリで(?)またキスしました。そんな感じなので、初めてしたときの印象は残ってるんですが、何回目のデートだったかは正確に覚えてないです。

それ以来、彼女とのセックスはいつも楽しくて、特にこれが!というものは無いです。実は、初めてしたときから毎回ゴム無しで最後までしてて、彼女はピルは飲んでなかったんですが、それでもオッケーって言ってました。妊娠しないタイミングの管理とかに自信もあったんだと思うんですが、でも万が一があるじゃないですか。さすがに適当な相手にそんなことはしないと思うので、僕のことを想ってくれてるのかなと感じたし、もう僕もこの人と一緒に居たかったので、子供ができたら全然それでも良いと思っていました。

体の相性は良かったと思いますね。僕の個人的な意見ですが、体の相性は女性が決める側面が多いと考えています。女性がどれだけ感情を載せてくれるかによって、その日の相性が決まるような気がします。彼女はえっちが好きで積極的だったので、毎回楽しかったなというのは覚えています。

一方で、悪い意味でも覚えているのが北海道の時です。なんで?って思われるかもですが(笑)その頃はラブラブな二人だったし、なら4日間ずっと一緒いても毎晩するじゃないですか。で、それは最後の夜だったんですけど、なんか僕は飲んで酔っ払いすぎて、彼女の前で泣いちゃったんですよね。彼女はまだ彼とも別れてない頃で、僕はずっと彼女と一緒にいたいし、色んな気持ちが溢れてしまったようで。それで彼女が結構引いちゃったんだと思うんですが、彼女はひとりでお風呂に入ってしまって。僕は一人で残されてすごい寂しかったのを覚えています。その時はまだお互い知らなかったけど、彼女はそのタイミングで妊娠していたわけですし、心と体の変化が大きくて、僕の弱い部分を受け止めるには負担の大きかった時期だったとも思います。

別れ: 好きになってもらおうとする労力

妊娠後、僕が色々誘って連れ出して、彼女を元気付けようとしていたわけですが、彼女はもうそんなに楽しんでくれている様子ではなかったです。僕自信も、最初に会ってた頃の純粋に楽しい感じではなくなっていました。本当に普通にしているだけで楽しかったのになぁ。

楽しんでもらおう、好きになってもらおう、とすると、色々気を使うばっかりで、向こうが楽しんでなさそうだと精神的な負担になるし、アピールしなきゃと焦ったり気を張ったりしてという感じで、疲れちゃいますよね。彼女もそんな風にテンパってる人と居て楽しくもならないでしょうし。LINEで連絡する時も、自分からの連絡が多くなりすぎないように気を使っていたり。もう何をやっても空回りしている感じ。本来の僕の良いところとか、たぶん色々あるはずなのに、全然見せられなくなって。。前は普通に手をつないでたりとかひと目を気にせずキスもしてたのに、そんなことも全く無くなって、ただ二人で同じ場所に居るだけって感じでした。

それでも僕は彼女が好きで、何度かお付き合いして欲しいと彼女に伝えて、答え待ちの間も何回も会っていたんですが、最後に彼女に付き合えないと言われて、別れました。

この時期のことで鮮明に覚えているのがあって、都内で僕がマネージャーをしていた大きなイベントがあって、その近くで休憩時間に彼女に会ったんです。その頃はそもそもあんまり会えてなかったのでそれ自体が嬉しかったんですが、そこはブティックが並んでいる場所で、あるお店のショーウィンドウにワンピースが展示されていました。彼女はこれ良いな〜とか話していて、こっちはそれを聞き逃すわけ無いですよね(笑)それからしばらく後の彼女の誕生日にそれをプレゼントしたんです。でも、それを着てもらったのを見ること無く、別れてしまったんですよね。。残念でした。

その後: 僕は完璧ではないから

彼女との経験をして、前は結婚とかには全く興味がなかったんですが、今は結婚したくなりましたし、子供も欲しくなりました。彼女とお付き合いして初めて、「この人と結婚したいな」という気持ちが出てきましたね。まぁそれだけではなくて、今の仕事に就くまではフリーランスだったんですが、安定した収入が得られるようになって考える余裕ができたり、コロナが始まって、将来を見据えると自分が精神的に弱いなと思ったりしたことも関係しているかも知れません。

例えば、僕の兄なんかは完璧超人なんですが、すごくオーラが会って、人がどんどん集まって来るタイプで、独立心も強いので、結婚は無駄だと考えてるようです。こういう人はむしろ一人のほうが楽しいんじゃないかと思います。

でも僕は完璧ではないので、どこかに心の拠り所があったほうが良いんじゃないかなと思います。正直、僕は誰かと長い間お付き合いしたことがなくて、誰か一人とずっと、というのはイメージが湧かないんですが、両親を見ているとお互い不満はどこかにあって、最高のカップルではないんだろうけど、いつも僕ら兄弟を誇りに思ってくれていて、それでなりたってるんだろうなというのを見ると、子供も欲しくなりますね。

彼女と別れてからはまだ誰ともお付き合いしていないですが、これからの出会いを大切にしていきたいです。

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